2023年3月27日月曜日

人と関わることは喜びか、それともストレスか。

宮台真司さんという社会学者さんがしていてお話。

お金持ちがタワーマンションを買う理由。
それは人と関わりたくないから、というお話。

人と挨拶したり、
エレベーターで一緒になったり。

そういうことがストレスだから、
人との接触をなるべく遮断できるタワマンに住む、というもの。

まあ、わかる。

俺は間違いなく金持ちじゃないけどよくわかる。

だって、自転車に乗ってる理由が「一人になりたい」からだからね。

人と関わることが必ずしも喜びではない。
そう気づいてからしばらく経つ。

みんなお祭りには参加したいけど、
準備や後片付けは手伝いたくない。

その押し付け合いが嫌だから、
イベント自体無くしましょう。
これでみんな平等でしょ?

そうやってできた世の中なんだと思う。
だから、ご近所付き合いがほとんどないのだ。

昔話をすると嫌われるというけれど、します。

昔は、保育園がなくても、
親が共働きでも、

要するに家に大人がいなくても、
子守くらいなんとかなった。

近所のおじさんおばさんが、
子供の一人くらい預かってくれたのだ。

あとで自分ちの畑で採れた野菜をひとやま持っていけば、「お互い様だよ。」で済んだ話だった。

自分もそうやって子守してもらったことが何度もある。

でも、こういう付き合いをなくしていった結果、
自分のことは、全部自分でするか、
あるいはすべて行政からの援助に頼るかになってしまった。

保育園がないと働けないもんね。

さて、果たして世の中は本当に便利になったのか。

スマホを通じて、地球の裏側の人とも友達になれるようになったけど、その人はあなたの子供を預かってくれるのだろうか。

そんなことを考えながら、
自分のことは自分でやらなきゃ、と、
俺は明日もペダルを漕ぐだろう。

一人になった代償は果てしなく高価也。

以上。