お金持ちがタワーマンションを買う理由。
それは人と関わりたくないから、というお話。
人と挨拶したり、
エレベーターで一緒になったり。
そういうことがストレスだから、
人との接触をなるべく遮断できるタワマンに住む、というもの。
まあ、わかる。
俺は間違いなく金持ちじゃないけどよくわかる。
だって、自転車に乗ってる理由が「一人になりたい」からだからね。
人と関わることが必ずしも喜びではない。
そう気づいてからしばらく経つ。
みんなお祭りには参加したいけど、
準備や後片付けは手伝いたくない。
その押し付け合いが嫌だから、
イベント自体無くしましょう。
これでみんな平等でしょ?
そうやってできた世の中なんだと思う。
だから、ご近所付き合いがほとんどないのだ。
昔話をすると嫌われるというけれど、します。
昔は、保育園がなくても、
親が共働きでも、
要するに家に大人がいなくても、
子守くらいなんとかなった。
近所のおじさんおばさんが、
子供の一人くらい預かってくれたのだ。
あとで自分ちの畑で採れた野菜をひとやま持っていけば、「お互い様だよ。」で済んだ話だった。
自分もそうやって子守してもらったことが何度もある。
でも、こういう付き合いをなくしていった結果、
自分のことは、全部自分でするか、
あるいはすべて行政からの援助に頼るかになってしまった。
保育園がないと働けないもんね。
さて、果たして世の中は本当に便利になったのか。
スマホを通じて、地球の裏側の人とも友達になれるようになったけど、その人はあなたの子供を預かってくれるのだろうか。
そんなことを考えながら、
自分のことは自分でやらなきゃ、と、
俺は明日もペダルを漕ぐだろう。
一人になった代償は果てしなく高価也。
以上。