2023年6月11日日曜日

【紀行文】茨城県涸沼をピストバイクで1周する~最終話~

結論からいうと、無事涸沼一周は無事に完遂できた。
いい気分転換になった。


ま、一周約30㎞のライド。
無理のないペースで走ったから、久しぶりのライドでもなんとか走り切れた。

”久しぶりのライド”

うーん、と思ってしまう。

規定上は週休二日。
でも、実際は休日も潰れることが多く、結構忙しい。

自転車に限らず、なかなか気分転換に1日を費やすことはできない。
今はそんな毎日を送っている。

「週に一度、趣味を楽しめなかったら、その仕事は潮時。」

前に何かで読んだ言葉だ。
最近はこの言葉が、よく頭の中をめぐる。

毎日、気分転換ライドは要らない。
が、週7日で働く気もない。

そんなことを考えながら、知らぬ土地の湖沼を一巡り。
異常涸沼一周の旅でした。

おそまつおそまつ。

2023年6月2日金曜日

【紀行文】茨城県涸沼をピストバイクで1周する~第3話~

気分転換でサイクリングに来ると、

だいたい湖畔か河川沿いのサイクリングロードが多い。


そうすると、よく遭遇するレジャー施設が、

河川敷のサッカー場とか野球グラウンド、公園なんかが多いんだけど、

今回はキャンプ場に遭遇した。



キャンプ、流行ったもんね。なんて考えながら、
親子連れの楽しそうな声を聴きつつふと思った。

「俺、いろんな趣味があったけど、どれもソロだ。」

このブログの原点は自動車。
自動車をカスタムして出かけたりする内容のブログが始まりだった。

ドライブ、ジムニーで林道探検、軽バン改造して車中泊。
全部ひとりで遊んできた。

そして今日の自転車ソロライド。

もう完全にぼっち気質なのだ。

ただ、そうなると「ソロキャンプ」というのは、僕が経験すべき趣味なのか?
…いや、断言はできないけれど、たぶんやらないだろうなぁ。

他の人から話しかけられるの、嫌だもん。
一人になりたくて来てるのに、同じ趣味の人たちが集まるキャンプ場、怖い。

そんなことを考えていると、


このあたりの湖畔もまたグラベルでした。

(+_+)

グラベルの本当の敵は砂利ではない。

草だ!


以上、待たれよ次号、乞うご期待。
ではではノシ

2023年6月1日木曜日

【紀行文】茨城県涸沼をピストバイクで1周する~第2話~

涸沼の南側には「網掛け公園」という公園があるので、
そこを起点に1週ライドをスタート。



ここを起点に湖畔を反時計回りに進む予定。

しかし、

僕のピストのタイヤは28ⅽ。
替えのチューブもなし。

なので、今日は無理しない。

舗装道への迂回ルートを模索し、来た道を行ったり来たり。
結局、一本南の県道へ出た。

ふと思うことがある。

舗装道って当たり前ではない。
サイクリングロードは贅沢品である。

ということ。

僕はいつか、
日本が舗装道路を維持できなくなる日が来てもおかしくないと思っている。
人口は減少するし、インフラの維持が難しくなるからだ。

以前、メッセンジャーのインタビューをYouTubeでみていて、
こんなことをいっていた。

「NYではロードバイクでメッセンジャーをする人は少ない。
 道が悪いからだ。
   部品が多く、ギア周りなどの繊細な部品があるロードバイクは、
 整備も大変でハードな配達にはマッチしない。
 だから、シンプルで整備の簡単なピストバイクが好まれる。」

道路をなおしてくれとお願いするよりも、
悪い道を走っても壊れない自転車を選ぶ。

ここに、なにか学ぶことがあるように感じる。

元知事のアーノルドシュワルツネッガーは、
自宅近くの道路に穴が開いていたので、
地域住民と協力して、自主的に修復作業をしたそうだ。

修繕のお願いは自治体にしていたようだが、
最後は自分たちでアスファルト合材を購入して、ボランティアでなおした。

僕自身反省するところだが、
「誰かにやってもらう」「いくらお願いしてもやってくれない」
という考え方が頭のどこかに息づいている。

こういう考え方は、この先、通じないかもしれない。

これからは、誰かにお願いするだけじゃなくて自分でできることはやる。
自分から環境に適応していく。

そういう考えが必要なんじゃないか、なんて小難しいことを考えながら、
不審者は県道を走る。

ここはどこだ、と迷いながら。


さてさてそれでは、待たれよ次号。乞うご期待
ではではノシ