2023年6月1日木曜日

【紀行文】茨城県涸沼をピストバイクで1周する~第2話~

涸沼の南側には「網掛け公園」という公園があるので、
そこを起点に1週ライドをスタート。



ここを起点に湖畔を反時計回りに進む予定。

しかし、

僕のピストのタイヤは28ⅽ。
替えのチューブもなし。

なので、今日は無理しない。

舗装道への迂回ルートを模索し、来た道を行ったり来たり。
結局、一本南の県道へ出た。

ふと思うことがある。

舗装道って当たり前ではない。
サイクリングロードは贅沢品である。

ということ。

僕はいつか、
日本が舗装道路を維持できなくなる日が来てもおかしくないと思っている。
人口は減少するし、インフラの維持が難しくなるからだ。

以前、メッセンジャーのインタビューをYouTubeでみていて、
こんなことをいっていた。

「NYではロードバイクでメッセンジャーをする人は少ない。
 道が悪いからだ。
   部品が多く、ギア周りなどの繊細な部品があるロードバイクは、
 整備も大変でハードな配達にはマッチしない。
 だから、シンプルで整備の簡単なピストバイクが好まれる。」

道路をなおしてくれとお願いするよりも、
悪い道を走っても壊れない自転車を選ぶ。

ここに、なにか学ぶことがあるように感じる。

元知事のアーノルドシュワルツネッガーは、
自宅近くの道路に穴が開いていたので、
地域住民と協力して、自主的に修復作業をしたそうだ。

修繕のお願いは自治体にしていたようだが、
最後は自分たちでアスファルト合材を購入して、ボランティアでなおした。

僕自身反省するところだが、
「誰かにやってもらう」「いくらお願いしてもやってくれない」
という考え方が頭のどこかに息づいている。

こういう考え方は、この先、通じないかもしれない。

これからは、誰かにお願いするだけじゃなくて自分でできることはやる。
自分から環境に適応していく。

そういう考えが必要なんじゃないか、なんて小難しいことを考えながら、
不審者は県道を走る。

ここはどこだ、と迷いながら。


さてさてそれでは、待たれよ次号。乞うご期待
ではではノシ

0 件のコメント:

コメントを投稿